シアーズ博士の子育て論

アメリカで、そして日本でも大ブレイクしたシアーズ博士の子育て論。
小児科医として30年の経験をもつウイリアム・シアーズ博士と、その妻であり、看護婦、ラ・レーチェ・リーグの指導者、出産・母乳・育児に関する各方面のコンサルタントとしての顔を持つマーサ。
2人は自ら8人の子供を育ててきた親としての経験と、30年の小児科医療を通じて得た貴重な体験をもとに、科学的な根拠を得て私たちにアドバイスしてくれています。

夫妻が希望することは2つあります。
ひとつは、もっとあなた自身が子育てを楽しみましょう、ということ。
もうひとつは、子育てのエキスパートになりましょう、ということです。
あなたの赤ちゃんをもっと理解し、通じ合い、お互いに愛し合うための手助けをしたい、それがシアーズ博士夫妻の望みなのです。

　アタッチメント・ペアレンティング

赤ちゃんの専門家になるためには・・・
シアーズ博士夫妻が提唱する育児スタイルの一部をご紹介します。
「アタッチメント・ペアレンティング」
まずは、赤ちゃんを上手に家族の一員として迎えいれましょう！

1、できるだけ早く、赤ちゃんと仲良くなりましょう
出産直後の数ヶ月は特に大切な時期です。一番大切なのは、できる限りいつも一緒にいてあげることです。

2、赤ちゃんからの合図を読みとり、応えてあげましょう
あなたの一番の味方、それは赤ちゃんです。最近の研究では、赤ちゃんのほうがむしろ親を上手に誘導していることがわかっています。あせらず赤ちゃんに応えようと努力してみてください。

3、母乳で育てましょう
赤ちゃんの健康と発達に母乳が与える効果が大きいのはもちろんですが、逆に母乳を与えることでママにもたくさんの良い影響があります。授乳する時にでるホルモンは「子育てホルモン」と呼ばれ楽しく子育てをする上で欠かせないホルモンなのです。

4、なるべく抱っこやおんぶをしてあげましょう
親子が常に密着していることで、親にも子にもよい影響があらわれます。赤ちゃんは理由もなく不機嫌に泣くことが少なくなり、さらに発育にも良い影響があります。またいつも親の行動を見ている赤ちゃんは学ぶことも多いでしょう。

5、添い寝をしてあげましょう
添い寝をすると癖になってしまう、という心配は無用。一番求めた時に、親がちゃんとそばに居て一緒に寝てくれていたことで、与えられた安心感や信頼関係、それによって得られた恩恵は一生続くことでしょう。

「アタッチメント・ペアレンティング」は理想的な育児のスタイルです。状況や環境やさまざまな問題によって、常に全てを実行するのは難しいかもしれませんが、ご紹介した5つの項目をヒントにして自分にぴったりの育児スタイルを見つけていってください。
大切なのは赤ちゃんと気持ちを通じ合わせることです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「シアーズ博士夫妻のベビーブック」より

　シアーズ博士の育児書

	【シアーズ博士夫妻のマタニティブック】 妊娠10カ月間と産後1カ月を月別に、やさしくていねいにアドバイス。先輩ママたちの身近な体験談もたくさん紹介されています、妊婦の夫のためのアドバイスも豊富。
	【シアーズ博士夫妻のベビーブック】 大人気のシアーズ博士のベビーブック、ついに新編がでました！新編では、シアーズ博士とともに「シアーズファミリー診療所」で医師として働く長男と次男も著者に加わり、たくさんの新しい情報が追加されています。8人の子育ての体験とたくさんの子ども達を診察してきた豊富な経験による具体的なエピソードを交えたアドバイスはとてもわかりやすく、子育てする上でのバイブル書となるでしょう。この1冊あれば安心！
	【シアーズ博士夫妻のチャイルドブック ―3〜7才児のための理想の子育て法】 シアーズ博士夫妻が、家族問題の研究家であるエリザベス・パントレーさんと共著で掘り下げた1冊。親子や兄弟をはじめとした人間関係や環境問題などについてアドバイス。

　シアーズ博士のベビースリング

シアーズ博士が赤ちゃんと常に密着できるようにと考案したベビースリング「Dr.Searsのベビースリング」をご紹介します。

【Dr.Searsのベビースリング】 シアーズ博士考案「ベビースリング」のNEWバージョンが登場！赤ちゃんを自然な体勢で抱っこできます。 装着はとても簡単で、輪をつくって斜めがけするだけ。新生児から2歳頃まで月齢に応じて、様々な抱き方（ゆりかご抱き・寄り添い抱き・カンガルー抱き・腰抱き）に対応できます。ママの体も楽なのでとってもおすすめです。